肖像権裁判、選手側が上告

ゲームソフトやトレーディングカードに使われるプロ野球選手の氏名や肖像の使用許諾権が球団側にないことの確認を求めた訴訟で、選手側は控訴を棄却した知的財産高等裁判所(知財高裁)の判決を不服として最高裁判所(最高裁)に上告した。肖像権使用許諾権を巡る訴訟は、2002年8月に日本プロ野球組織(NPB)がゲームソフトへの肖像権使用を特定のゲーム会社と独占契約したことから選手側が東京地方裁判所(東京地裁)に提訴。2006年8月の一審判決で敗訴した選手側が控訴したが、先月25日に知財高裁が一審判決を支持して選手側の訴えを退けていた。控訴審で33人だった原告団は、今季からMLBに移籍した前中日の福留孝介外野手ら3人が外れたため、30人になった。