NPBと選手会が事務折衝

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会(JPBPA)が東京都内のホテルで事務折衝を行い、ドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手の帰国後の指名を一時凍結する規制について、選手会が「将来的に日本球界発展の可能性を狭める」などとして見直しを求めたが、議論は平行線に終わった。
FA制度では、国内FAと海外FAの資格年数を分けたことなどに伴う問題点を協議。海外FA権を取得前に国内FA権と入札制度を悪用してMLB移籍を行わないよう、何らかの制限を設けることで意見が一致した。
また、入団から3年間で支配下契約か解雇かを判断しなければならない育成選手については、4年目以降もいったん自由契約とした上で1年ずつ育成選手として再契約できる方向で見直すことで合意した。