野茂英雄、現役引退を表明

日米通算201勝を挙げた野茂英雄投手が、自身の公式サイトで現役引退を表明。同投手は大阪・成城工高から新日鉄堺に入社。1988年の第59回都市対抗野球若獅子賞(新人賞)を獲得したほか、同年のソウル五輪では日本代表として銀メダル獲得に貢献。1989年のドラフト会議で史上最多の8球団から1位指名を受け、近鉄に入団。1年目の1990年に最多勝最優秀防御率最多奪三振、最高勝率の主要タイトルを独占し、ベストナイン、新人王、沢村賞、最優秀選手(MVP)に選出された。1994年オフに近鉄任意引退となり、95年2月にLos Angeles Dodgersマイナー契約。5月2日のSan Francisco Giants戦に先発として初登板すると、All-Star Gameでも先発するなど大活躍し、MLBでも最多奪三振と新人王を獲得。NL、ALの両リーグで無安打無得点試合を記録する史上4人目の快挙も達成。今季はKansas City Royalsマイナー契約を結び、4月に約3年ぶりの登板を果たしたが、結果を残せずに自由契約になっていた。近鉄での5年間で139試合に登板し、78勝46敗1セーブ、防御率3.15。MLBでは12年間で7球団に所属し、323試合123勝109敗、防御率4.24だった。