榎本喜八さん、大腸癌で死去

毎日などで活躍し、史上最年少の31歳7か月で通算2000安打を達成した榎本喜八さんが、14日に大腸癌のため東京都内の病院で死去していたことが分かった。75歳。左投げ左打ちの一塁手で、早稲田実業高から1955年に毎日に入団し、1年目に打率.298、16本塁打、67打点で新人王を獲得。1960年代には「大毎ミサイル打線」の中軸として活躍するなど、毎日、大毎、東京、ロッテと全てのオリオンズでプレーし、「ミスターオリオンズ」と呼ばれた。1972年に西鉄に移籍し、同年に現役引退。実働18年で首位打者2回、最高出塁率1回、ベストナイン9回。通算2314安打、打率.298、246本塁打、979打点の記録を残した。