ソフトバンク、8年ぶり5度目の日本一

ソフトバンク日本シリーズ第7戦(ヤフードーム)で中日を3-0で破り、対戦成績を4勝3敗として、2003年以来8年ぶり5度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)のシリーズ制覇を果たした。2005年にソフトバンクとなってからは初、秋山幸二監督にとっても就任3年目で初の日本一。ソフトバンク小久保裕紀内野手が最高殊勲選手(MVP)に選出。40歳1か月での受賞は、1999年の秋山幸二(ダイエー)の37歳6か月を上回る最年長記録。敢闘選手は吉見一起投手(中日)、優秀選手は杉内俊哉投手(ソフトバンク)、ファルケンボーグ投手(ソフトバンク)、和田一浩外野手(中日)。ソフトバンクは25日から始まるアジアシリーズ2011(台湾)に出場し、三星(韓国)、統一(台湾)、Perth(豪州)とアジア一を争う。

中日は打撃の最低記録を更新

中日はリーグ2連覇しながら昨年に続いて日本シリーズで敗れ、今季限りでの退任が決まっている落合博満監督は4年ぶりの日本一を逃し、有終の美は飾れなかった。チームは打率.155、34安打、9得点、48塁打、9打点で、7試合シリーズのチーム打撃成績としては歴代ワースト記録を更新。本塁打は両チーム2本でワーストタイ記録。谷繁元信捕手は最後までヒットを打てず、23打数連続無安打。1989年の大石大二郎(近鉄)がマークしたシリーズ記録の21を上回った。