久万俊二郎さん、老衰で死去

阪神が、元オーナーの久万俊二郎さんが9日に老衰のため神戸市内の病院で死去したと発表。90歳。高知県出身で、東京帝大(現東大)を卒業後、1946年に阪神電鉄に入社。経理部長や常務などを経て、1982年に社長就任。1984年10月に阪神のオーナーに就任し、翌85年に日本シリーズで西武を破って、2リーグ分立後、初の日本一に輝いた。その後、低迷するチームを強化するため、1999年に野村克也氏、2002年には星野仙一氏と球団OB以外から大物監督を招聘し、03年にリーグ優勝。2004年11月にスカウト活動の金銭授受問題で引責辞任するまで、20年間にわたり球団運営に取り組んだ。