平光清さん、肺癌で死去

セ・リーグ審判副部長の平光清さんが9日に肺癌のため東京都内の病院で死去。73歳。東京都出身。慶大から日本通運を経て、1965年にセ・リーグの審判員に採用。同年4月10日の大洋×国鉄(川崎)の右翼線審として初出場。日本シリーズに5回、オールスターゲームに7回、歴代14位の通算3061試合に出場。1974年7月9日の大洋×巨人(川崎)でファウルか死球かの判定を巡って巨人の川上哲治監督にプロ生活で唯一の退場処分を宣告。1990〜92年は副部長を務めたが、92年9月11日の阪神×ヤクルト(甲子園)の9回に八木の本塁打二塁打に覆したことで、37分間の抗議を招き、同年限りで審判を退職。この試合は延長15回引き分けとなり、試合時間6時間26分は現在も史上最長試合となっている。