中内正、相続税法違反容疑で逮捕

ダイエー創業者の中内功氏(故人)からの生前贈与を申告せず贈与税の納税を免れたとして、さいたま地検相続税法違反(脱税)の容疑で、ダイエー球団(現ソフトバンク)の元オーナーで功氏の次男の中内正容疑者を逮捕。報道によると、正容疑者は2005年に東京都内の自宅を約10億円で売却。自宅の一部は功氏が所有し、売却代金のうち約5億円は功氏の所有分を売って得たものだったが、正容疑者は売却代金全てを自身の借金返済に充てたという。正容疑者は、功氏から資金提供を受けて返済に充てた形になっており、約5億円は贈与財産として申告し、贈与税約2億円を納税する必要があった。同地検と関東信越国税局では、正容疑者が贈与の申告義務を認識していながら、意図的に申告しなかった疑いがあるとみている。