小林繁さん、心不全で急逝

日本ハム小林繁投手コーチが、心不全のため福井市内の病院で死去。57歳。鳥取県出身。由良育英高から全大丸を経て1972年に巨人入り。1976年に18勝を挙げて長嶋茂雄監督下で初のリーグ優勝に貢献。翌77年も18勝でリーグ連覇に貢献し、沢村賞を受賞。1978年11月に巨人が浪人中の江川卓投手と野球協約の盲点をついて入団契約を結び、球界を揺るがす騒動に発展した「江川事件」では、金子鋭コミッショナーの“強い要望”で阪神に電撃移籍。1年目の1979年には巨人戦の8連勝を含む22勝を挙げて最多勝を獲得し、2度目の沢村賞を受賞。1983年に13勝を挙げながら現役を引退。通算成績は実働11年で139勝95敗17セーブ、防御率3.18。引退後は、近鉄韓国プロ野球のSKでもコーチを務めた。