武宮敏明さん、急性膵炎で死去

元巨人捕手の武宮敏明さんが、15日に急性膵炎のため東京都三鷹市内の病院で死去。88歳。熊本市出身。熊本工高から奉天満倶、熊本鉄道局、九州産交を経て、1947年に巨人に入団。捕手として6年間で320試合に出場し、1952年に現役を引退した後は、二軍監督、コーチ、スカウト部長を歴任しながら、54〜82年の29年間は選手寮の寮長として若手選手を指導。王貞治堀内恒夫柴田勲江川卓原辰徳らの輩出に貢献し、その厳しさから「鬼寮長」と選手らに恐れられるとともに尊敬を集めた。