吉村茂夫さん、老衰で死去

元南海オーナーの吉村茂夫さんが9日、老衰のため大阪府堺市の自宅で死去。91歳。和歌山県出身で、旧制の大阪商科大(現大阪市立大)を卒業後、1942年に南海電鉄の前身の南海鉄道に入社。その後、常務、専務を経て、1985年に代表取締役社長に就任し、88年に南海球団のオーナーとして球団の経営権をダイエーに譲渡。1992年には代表取締役会長に就き、大阪球場跡地の商業施設「なんばパークス」の建設に道筋をつけた。