樋笠一夫さん、1年半前に死去

元巨人外野手で史上初の代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放った樋笠一夫さんが、約1年半前の2007年6月17日に死去していたことが分かった。87歳。旧制高松中(現高松高)出身で、戦後は広島鉄道局、三井鉱山美唄でプレーした後、尽誠学園高の監督に就任。1950年に広島、翌51年には巨人に入団し、56年3月25日の中日戦で、0-3の9回一死満塁で代打に立ち、杉下茂投手から“釣り銭なし”のサヨナラ本塁打を放った。1957年に現役を引退した後は、58年にヤシカの監督、60〜61年に近鉄のコーチを務めた。