3事務局の統合が正式に決定

日本プロ野球組織(NPB)が東京都内のコミッショナー事務局で実行委員会を開き、コミッショナーの権限強化を盛り込んだ野球協約の改定を正式に承認。これにより、コミッショナー事務局とセ、パ両リーグの3事務局を来年1月1日付で統合することが決まった。新協約では両リーグの会長職は廃止となるため、セの豊蔵一、パの小池唯夫両リーグ会長は今月末の任期満了で退任。両リーグの審判部、記録部もそれぞれ統合されるが、当面はセ、パ各担当として現状を維持する。
また、収益部門の事業会社化を検討する作業部会の第1回会合を12日に開くことが決定。ソフトバンクの小林至取締役、ロッテの荒木重雄事業本部長、巨人の原沢敦副代表、阪神の岡本交右専務を委員とし、12球団の既存の権益を侵さずに行う収益事業について話し合う。