王貞治監督が今季限りで退任

ソフトバンク王貞治監督が日本ハムとの最終戦終了後に福岡市内のホテルで記者会見を開き、今季限りで退任すると発表。球団からは体力の続く限り指揮を執ってほしいと要請されていたが、健康面の不安から20日の試合前に辞任を申し入れ、23日朝に球団が了承。退任後の具体的な活動については明言しなかったが、球団をサポートしていく意思を表明すると同時に、「しばらくはのんびりさせていただきたい」と話した。後任は全日程終了後に決める予定。
同監督は1984年から5年間、巨人の監督を務め、87年にはリーグ優勝。1995年からダイエーを率い、2度の日本一を含む3度のリーグ制覇を果たした。2006年にはWBCの日本代表監督として初代王者に輝いたが、同年7月に胃の全摘出手術を受けた。翌07年から再び指揮を執ったが、監督19年目の今季も体調は万全ではなかった。