アジアシリーズ存続の是非を検討へ

日本プロ野球組織(NPB)が東京都内のコミッショナー事務局で事業委員会を開き、来年のセ、パ分立60周年記念事業とアジアシリーズについて議論。記念事業については各球団で意見を出し合い、本格的に議論される9月1日の実行委員会に向けて案が整理された。アジアシリーズは今年の存続が決まっているが、来年以降は開催の是非も含めた在り方の検討が早急に必要とされた。

NPBはビデオ判定導入に消極的

MLBで導入が決まったビデオ判定について、NPBの長谷川一雄コミッショナー事務局長は「(日本では)物理的に難しい」と消極的な姿勢を示した。日本でも2006年にビデオ判定導入の動きが強まり、巨人とMLB選抜の親善試合でテストするなど検討されたが、長谷川事務局長は「検討した結果、日本はMLBと違って地方球場での試合も多く、カメラ設置の問題などがあり、導入は見送られている」と説明。現段階では導入を再検討する予定もないという。