MLB、28日から本塁打ビデオ判定を導入

MLB機構が、本塁打に関するビデオ判定を28日から導入すると発表。28日はOakland Athletics×Minnesota TwinsLos Angeles Angels×Texas RangersChicago Cubs×Philadelphila Philliesの3試合で導入され、29日からは全試合が対象となる。ビデオ判定は「フェンスを越えたか」「フェアかファウルか」「観客が触れたか」など本塁打に関するものに限定され、主任審判員がビデオ判定の必要性を認めた場合に機構の担当者に連絡、機構から球場の専用モニターに送られた映像を主任審判員が検証し、単独で判断を下す。映像は球場内の大型スクリーンには映されず、ビデオ判定の結果に抗議するために監督がベンチを出た場合は即座に退場処分となる。Bud Seligコミッショナーはビデオ判定の導入に反対してきたが、今季は微妙な判定を審判が協議したり、監督が抗議する場面が多発。「適切な判定で試合時間の遅延がなくなる」と態度を軟化させた。この時期の導入については「プレーオフに向けて慣れておく必要があるから」と説明した。