リオス、自由契約選手に

コミッショナー事務局が、ドーピング違反で1年間の出場停止処分を受けたヤクルトのリオス投手を自由契約選手として公示。これに対し、同投手の代理人は「処分の軽減を求める異議申し立て手続きを行っており、処分が軽減される可能性を考慮することなく契約解除を承認した措置は不当」として、近日中にセ・リーグに対して措置の取り消しを求める上申書を提出すると表明。NPBはドーピング検査で陽性反応を示した同投手に対して6月28日に1年間の出場停止処分を科し、ヤクルトも解雇の方針を表明したが、同投手は異議申し立てを行い、処分の軽減や服用していたサプリメントの分析調査などを求めている。NPBのアンチ・ドーピング特別委員会は、同投手の代理人に対してサプリメントの分析を依頼する機関名などを29日までに申告するように通知した。

ゴンザレスの異議申し立ては却下

また、同特別委はドーピング違反で1年間の出場停止処分を受けた前巨人のゴンザレス内野手による異議申し立てを却下したことを代理人に通知。コミッショナー事務局の長谷川一雄事務局長は「弁明の機会を与えたが、新しい事実は出てこなかった。米国と比べて厳しいなどと言われるが、向こうが甘いと思っている」と説明した。