韓国五輪出場決定、台湾とカナダもほぼ確定

台湾で行われている北京五輪世界最終予選の第5日、韓国は開幕5連勝で北京五輪への出場権を獲得。2位タイに並ぶ台湾とカナダも勝って五輪出場をほぼ手中にした。韓国は、1回に李大浩の中前適時打などで2点を先制すると、その後も相手のミスに乗じて6回までに12得点。投げては、先発の孫敏漢が6回をDonald Lutzの本塁打による1点に抑え、7回は禹奎珉*1が3人で締めた。金東柱の離脱で今大会初めて四番を務めた李承燁*2は2、4回に適時打を放つなど3打数2安打3打点。韓国の五輪出場は2000年シドニー五輪以来2大会ぶり。台湾は、先発の陽建福が9回を投げて4安打6三振の無四球完封、三塁を踏ませない好投で豪州に快勝。カナダは、Nicholas Weglarsの本塁打などで11点を挙げると、投げてはAaron WidemanとAlexandre Periardの完封リレーでスペインに圧勝した。最終予選は8か国・地域による総当たりリーグ戦が14日まで行われ、上位3チームが北京五輪への出場権を獲得する。

【お詫び】台湾の五輪出場は決まってませんでした

当初、「韓国と台湾が五輪出場権を獲得」と書きましたが、台湾、カナダ、ドイツが2位タイで並んだ場合、直接対決の勝敗では“三すくみ”となって、当該対戦での失点率で順位が決まることになり、台湾が4位になる可能性も残っていました。本文は修正させていただきましたが、修正前に読まれた方には誤った情報をお伝えしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。

1 2 3 4 5 6 7 R H E
スペイン(1勝4敗) - 0 0 0 0 0 0 0 - 0 4 0
カナダ(4勝1敗) - 4 0 1 4 0 2 x - 11 12 1
1 2 3 4 5 6 7 R H E
ドイツ(2勝3敗) - 0 1 0 0 0 0 0 - 1 4 0
韓国(5勝) - 2 3 0 6 1 0 x - 12 10 0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
豪州(2勝3敗) - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 0 4 2
台湾(4勝1敗) - 0 4 0 0 0 0 1 0 x - 5 7 1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
南アフリカ(5敗) - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 0 2 1
メキシコ(2勝3敗) - 0 0 1 2 0 0 0 2 x - 5 9 0

*1:禹奎珉:珉は王偏に民

*2:李承燁:燁は火偏に華