ソフトバンク、コミッショナーに意見書

前巨人のパウエル投手がオリックスソフトバンクの両球団と二重契約したと判断された問題で、ソフトバンクの竹内孝規球団常務取締役兼最高執行責任者(COO)が、パ・リーグに要望書を、根來泰周コミッショナー代行に意見書を、それぞれ週明けに郵送することを明らかにした。パの小池唯夫会長は4日に「6月23日以降にソフトバンク支配下選手登録申請を受け付ける」との勧告を出したが、これに反発したオリックスが13日に契約の有効性を訴えて根來代行に提訴した。ソフトバンクは独自に調査を進めた結果、二重契約ではないことを証明する新事実が出たとして、パには経過報告や改めて連盟内での解決を嘆願する文書を提出し、根來代行にはソフトバンク側の主張をまとめた意見書を送ることにしたという。さらに、竹内常務兼COOはパウエル投手の代理人を務めるCraig Landis氏から16日朝、ソフトバンクとの契約の正当性を主張するために日本の弁護士と相談の上、行動を起こす旨の連絡を受けたことも明らかにした。