統一獅が大橋穣監督らを解雇

  • 西武が裏金問題究明のため設置した調査委員会が最終報告についての記者会見を行い、4月4日の中間報告以降は新たな不正の事実が見つからなかったとした上で、アマ2選手に金銭供与した経緯、関与した球団幹部やスカウトの実名を公表するとともに、当時の球団の法令順守意識の低さを指摘し、再発防止に向けての提言などを発表。早大進学が内定していた専大北上高の選手のケースでは、2003年8月に鈴木照雄スカウト(当時)が上司の楠城徹スカウト部長(当時・現楽天スカウト部長)に相談し、小野賢二球団社長(当時・故人)と浦田直治編成部長(当時)の決裁を得た上で、同年12月から学費、栄養費の支払いを開始。05年6月に「倫理行動宣言」が採択された後も栄養費の支払いを継続したが、同年10月に星野好男球団社長(当時・現プリンスホテル営業部長)、黒岩彰球団代表(当時・現プリンスホテル営業支配人)、前田康介編成本部長(当時・現球団本部長)、鈴木葉留彦スカウト部長(現職)らが協議し、当初約束した金額から既に支払った金額を差し引いた残額を一括で支払った。合計額は1025万7800円。発覚時は選手側から依頼され、鈴木スカウト部長と前田俊郎スカウト(現職)が口止めを行った。東京ガスの投手のケースでも、水沢英樹スカウト(現職)が楠城スカウト部長に相談し、小野球団社長と浦田編成部長の決裁を得た上で、3年後に入団することを前提として栄養費の支払いを持ち掛け、04年1月から同年9月までに計270万円を支払った。再発防止に向けては、社内外からの通報システムや外部チェック機能の充実、公正かつ透明性のある経営を宣言する「新生ライオンズ憲章」(仮称)の策定など、「法令順守体制の充実強化」を提示した。最終報告書を受け取った西武の太田秀和オーナー代行兼球団社長は「厳粛に受け止め、早急に再発防止策の構築と関係者の処分を行う」と述べ、5月7日以降に詳細を発表する考えを示したが、自らの進退については「再発防止に努めるのが私の使命」と語り、現時点では辞任する考えがないことを明言した。
  • 日本少年野球連盟が、関西にあるボーイズリーグで中学生チームを指揮している元西武スカウトの鈴木照雄監督を26日付で当面の間謹慎処分とすることを決定。同連盟は既に一部の実名報道を受けて鈴木監督から事情聴取を済ませ、西武の報告結果を待っていた。正式な処分は5月の大型連休明けに開く審査室会議で決まる。
  • 台湾プロ野球統一獅が、成績不振を理由に職務停止処分を科した大橋穣監督、井上修ヘッドコーチ、酒井光次郎投手コーチの契約を解除。後任監督が決まるまで、羅國璋守備コーチが引き続き監督代行を務める。一色優トレーニングコーチは留任。
  • 巨人×横浜5回戦@東京ドーム(k)
  • 海坊主 東京都新宿区新宿